トライアスロンは大会ごとに距離が定まっています。トライアスロンと言われると多くの人が世界的なトライアスロンレース『IRONMAN(アイアンマン)』の距離を思い浮かべますが、その他のにも多くの距離の区分けが存在します。
初心者は距離の短いスーパースプリントやオリンピックディスタンスまでをデビューのターゲットとすると良いでしょう。部活などのスポーツ経験が多少ある方であれば、完走を目標にして3ヶ月ほどで問題ありません。
以下は代表的な距離の名称と各競技の距離を記載してあります。
トライアスロンの距離 | スイム | バイク | ラン | 平均終了時間 |
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スプリント | 0.75km | 20km | 5km | 1:15~1:45 |
オリンピック | 1.5km | 40km | 10km | 2:30~3:30 |
ミドル(ITU規定) | 3km | 80km | 20km | 5:00~6:30 |
ハーフアイアンマン | 1.9km(1.2マイル) | 90km(56マイル) | 20.9km(13マイル) | 5:00-6:30 |
アイアンマン | 3.8km(2.4マイル) | 180km(112マイル) | 42.1km(26.2マイル) | 10:00~14:00 |
大会の初エントリーを前に悩んでいる方は、スイムは経験や得意、不得意で判断するのが良いでしょう。スイムは水泳の経験があるかないかで大きく変わります。オリンピックディスタンスともなると1.5km(25mプールを30往復)と初心者にはハードルが最も高いパートといってもおかしくありません。
さらに大会当日はオープンウォーター(野外水泳)ですので、風の影響で波が高くなったり、水が濁っており進行方向が分からなくなるということも発生します。そうなると「まっすぐ最短で泳げて1.5km」なので実質は1.6-1.8kmほど泳ぐと考えたほうがいいでしょう。このことからスイムがどれくらいできるか考える、経験があればオリンピックディスタンスで不安であればスプリントから出てみるのが良いかと思います。